吐き悪阻の時期の検定受験

吐き悪阻の時期の検定受験

 

私は現在、2歳の子供を育てています。
この子がお腹に居て、まだ安定期にも至っていなかった時期に、仕事関係の検定受験がありました。

 

当時の季節は夏。
私は兵庫県に住んでおり、検定受験は京都までのちょっとした小旅行程度の距離でした。

 

一回受けた検定でしたが、5科目の内1科目だけが不合格で、一年後のその日再度受験しなければならないという状況で、少々焦りもありました。
必死に勉強したかったのですが、吐き悪阻真っ最中の私には、机に向かって勉強する事が地獄でした。
ですので、しっかり弁公できても10分、細切れ細切れでなんとか記憶に留めて試験当日を迎えました。
妊婦5
空腹になっても吐き気がし、食事を摂っても吐き気がし、何してもダメだったので、小さな一口サイズの「ゆかりおにぎり」を3つ、鞄に忍ばせて向かいました。

 

電車でのハプニングは避けたかった為、優雅に新幹線に乗りました。
行きの新幹線内では緊張が強かったためか、悪阻の症状が出ませんでした。
「こりゃツイてる!」と、持参したおにぎりを少し食べながら、一生懸命記憶しようと最後の悪あがきをしていました。
…しかし、これが後で自分の身を苦しめるとはこの時は思いもよりませんでした。

 

会場へ着いてから、自分に席に着席し、試験を60分受けました。
この60分間は悪阻の症状はなく、お腹も張らず、何事もスムーズに進みました。
「今日は本当にツイてるかも!」と思いながら終了時刻を呑気に待ち構えていました。

 

安心して終了時刻を迎えたその時です。
胃のあたりからマグマが湧き上がるかのごとく吐き気が駆け上がってきました。苦労の連発
「やばい、吐くかも…」
思うのが早いか吐き気が早いか、もう喉にあの気持ち悪さが昇ってきていたのです。
必死に口に手を当ててトイレに駆け込もうとしましたが、そこは検定受験会場。女子トイレは長蛇の列!
半分口に上がってきたのを飲み込みながら、我慢すればするほど吐き気は強くなって行きました。脂汗というものを感じたのはこの時が初めてです。

 

いよいよ自分がトイレの個室に入るその時、緊張から解き放たれた開放感に包まれ、たくさんのトイレ利用者のいる中で、思いっきりバッシャー!と吐いてしまいました…便器の外にです。

 

その後どうやってそこが綺麗に片付けられたのか、私の記憶がありません。きっと、居合わせた女性陣が色々世話してくださったのだと思います。
私は医務室へ連れられていました。
その後色々検査も受けました。

 

原因は、「急性の食中毒」
…私の「ゆかりおにぎり」がこんな事を引き起こすなんて。

そして、その日を境に、吐き悪阻はグンと減りました。

 

なんとか無事に出産を迎え、検定も合格でき、今に至ります。
しかし、子供は「ゆかりおにぎり」は見ただけで逃げ出します。
不思議ですが、子供が嫌いだったからあんな事件が起きたのかもしれない…と思う今日この頃です。